2010年2月24日水曜日

渋沢栄一

モモです

徳川慶喜最後の寵臣 渋沢栄一
渋沢 華子

渋沢栄一氏の物語です。
明治維新から昭和6年までの物語です。

明治以降の歴史がよくわかります
西郷さん、大久保、伊藤、井上、山県 有朋が登場します。
さらに
渋沢は、商家から国に抜擢されて
企業した人です。
昭和20年の財閥解体では
三井、三菱、安田と比べても、解体の対象ではないと
GHQに判断された企業です。

いろんなことが記載されており
改めて、渋沢栄一を見直しました
P239にある渋沢トクについて
ある日「大渋沢」の家をたずねると、家財道具に差し押さえの貼札がはられている座敷に
トクがしょんぼりと座していた。
この記載には目頭が熱くなりました。
明治の女が目の前に浮かび上がりました。

この本を読んで思ったのは
農業では、食えないシステムが完成したこと
それがどのように
どのような背景で
ということが、少し理解できました。

渋沢が経営した農場からのチーズ、バターが
鹿鳴館で消費されていた
なんて話も楽しかったです。

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