2011年8月21日日曜日

気象庁


モモです

気象庁です。

皇居の毎日新聞の近くに気象庁があります。

あることは知っていたのですが
8月20日、21日と、夏休みの子供たちのために、開放され
いろんな展示がありました。


まずは気象DATAをまとめている、部屋
そこには大きな50インチぐらいの液晶スクリーンが4枚ほどならんでおり
そこに
気象衛星ひまわりからのDATA、等々、いろんな情報をスーパーコンピュータで
解析した画像が表示されております。

まさに
この部屋から、台風6号が発生しました。
中心の気圧は983ヘクトパスカル
東北の方向に時速35kmで進んでおります
となるわけです。

気圧情報は気象庁しか発表していない情報だそうです。

天気図は、コンピュータで作図できないようです。
これは、各DATAを点で結んでもギザギザにしかならず。
むしろ
人に説明しやすくするための抽象画とのことでした。

続いて
地震速報の部屋に行きました。
ここはもっと地味な感じで
モニタがありましたがあまり覚えておりません。
説明員の言葉で、地震は予知が困難であり
現在も誤報が多く、ご迷惑をおかけしております。
地震速報を案内する拠点は、東京と大阪にあります。
万一東京が壊滅したときその機能を大阪が補佐するからです。
本来、大阪ではなく、地震がないとされていた博多に拠点を設ける予定でしたが
最近発生した地震で、博多も絶対安心といえなくなり
大坂になったようです。
日本全国、安心な場所などありません。
という気象庁職員の言葉がなんか暗かったです。


気象庁の職員はのべ6000人くらいおります。
そして一部の人は南極まで行っている人もいるそうです。

展示室では

フリチョフナンセンの採水器が展示されており
その場所での海水をGETし、同時に水深と温度も測定するものです。
かなりの優れもので、1980年までメインで使われていたようです。
スキーにも通じる探検家でもあります。


南極の氷ですが
気象庁の人は南極基地にも行きます。今回おみあげに
南極の氷が展示されておりました
耳を近づけると、氷から音がします。
パチ、パチという、弾ける音です。
理由は、南極で降った雪がそのまま、空気を含んだ状態で氷になるのだそうです。
ですので水から作った氷とは違い、たくさんの気泡を含んだ氷なのだそうです。
そこでモモは耳から鼻にきりかえ
数万年前の空気なんですね。
そうなんです。
昔の大気が閉じ込められているんです
という言葉にタイムマシーンに乗り込んだ気分になりました。

液状化
水槽に砂と水を入れて、泥水状態で、模型の家が液状化で浮かぶ実験がありました。
原理は水より軽いものが浮力で浮くだけなのですが
今まで人類は埋め立てして、人工物を作ったことがなく
たとえばマンホールが浮き上がるなんて経験がなかったわけです。
もちろん江戸時代から、海辺で液状化はあったと思いますが
そこにはマンホール、家なんてものがなかったのです。
というわけで
液状化現象とは、昔からあったのですが
そこに人工物ができてはじめて人の目にとまった現象である
とのことでした。

これらの展示物をみてモモ思いました。

予報後、かならず現実が発生します。
予報は、コンピュータに記憶された観測点の情報より
算出します。
そして
現実が発生します。
そこにはズレがあります。
あとから
なんでズレたのか算出方法を訂正していく
気の遠くなる作業の連続かなとモモは思いました。
ちなみに、本日は雨でした。
気象情報は当たっておりました。

1年にたったの2日のOPENですが
これいいですよ
ほんとに

0 件のコメント:

コメントを投稿