2009年9月26日土曜日

ダーウィン

ジュニアサイエンス
ダーウィンと進化論 その生涯と思想をたどる
Kristan Lawson  著  大森 充香 訳     
発行元:丸善(株)出版事業部
2900円
を図書館でGETしてよみました。
1800年代の風景がよみがえります。
今日でこそ
遺伝子や、遺伝子の構造があきらかにされ
進化論疑いの余地がありませんが
ガラパゴス諸島の動物やら、地層での化石から
仮説を立て、それを裏付ける証拠とSTORYを考えだしたのが
えらいです。
マクロの視点からとらえておりますね。
ミクロの視点は当時の顕微鏡では見ようがないです。
でも
メンデルの法則のエンドウマメの実験、ダーウィンも知らず
進化論、メンデルもしらなかったようです。
ですので一般の人からは
ダーウィンの進化論もあっそうなの
メンデルの法則もあっそうなのだったようです。
この2つを組み合わせると、遺伝子レベルで歯車がかみ合います。
で、おおっすごいとうことになり
おたがい後世に名前が残ったようです。

学校で教えてもらっていましたが
モモはこの年になって初めて
この本を通じて、進化論のすごさを理解しました。
地球はまあるい、太陽のまわりを回っていると同じレベルの発見です。
なぜなら
進化はものすごく時間のかかる作業であり
私達の一生では観測できず
化石やら、ガラパゴスやら、特殊な事例をもとに
間接的に仮説を証明していかなければならないからです。
この時期 カソリックの猛攻撃を受けます
そりゃもう、教義が地に落ちるのを見ているわけにはいきません
伝道師失業にかかわる問題です。
あー、失業したゴッホを思い出してしまいしました。
価値観の崩壊です。

ダーウィン勉強ぎらいで、親を困らせ
人と言い争うことがきらいで
進化論を擁護したのはもっぱら、周りのお友達で
イギリス魂というか
イギリス紳士、イギリスユーモアここにあり
という人柄を感じました。
だから、ニュートンの隣に埋葬され
後世のひとから愛されているのだとおもいます。

生物は環境に応じて時には小さくもなります。
アルマジロ、ねずみなど昔はカバさんくらいの大きさだったようです。
小さくなることで生き残る
現在、生きているものは
進化の最前列にいるわけです。
ダーウィンはそのことに気がついたのです。
ビィークル号ではそりゃもう
眠りから覚めたように、動物をかき集めていたようです。
まさに宝の山だったのでしょうね

学校での教え方はまずいです。
進化論の生まれた時代背景
それまでの価値観
メンデルの法則との関連性
社会に与えたインパクト
ダーウィンの少年時代など
枝葉の部分が大切です。
枝葉をみずに、幹だけ勉強しても
46cm砲を作るだけで、ただただ
既存のものを大きくするだけです。
航空兵器に対応する、VT信管、レーダーなど
進化した兵器をつくるこはできません
遊びの中から、本物がうまれているんです。
イギリスはおいしい
林 望なわけです。

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