2010年8月4日水曜日

洲崎遊郭物語

モモです


洲崎遊郭物語をよんでいます。


青蛙選書69
洲崎遊郭物語

岡崎柾男著
明治21年より、深川の洲崎遊郭は吉原に継ぐ規模と格式を誇る花街として栄えた。昭和33年に遊里の灯が消える前夜に訪れて初回、時移って跡を尋ね、楼主、妓夫太郎、遣手の古老に聞き、史書を漁って本に仕立てるほどの馴染客。


さすが江東区の図書館、このような本がさらりとおいてあります。
中身もおもしろく、今はなき時代が目の前に浮かび上がります。
尾久の阿部サダなど、今の人には理解出来ない話だとおもいます。
やはり時代背景の下地がないと
阿部サダは通過するだけだとおもいます。
さて


飯盛女
うーん
その語源は、お客がくると、飯盛女はよろこんで
お客さんにたくさんの飯をもるのだそうです。
理由は、お客がこないと、ほんとうに水のようなおかゆをすすっているのでした。
そして
お客の残り物がごちそうなわけです。
ですので、おもいっきり、飯をもったことから
飯盛となったのだそうです。
このような言葉に
そのような深い意味があったなんて
やはり、当時の時代がわからないと、想像すらできないです。
現代は飽食の時代、先進国はどんどん食料を捨てているようです。


もちろん洲崎パラダイスは江東区です
さらに
GoogleのStreetViewでさえも拒絶するエリアなのです。


その後全部読み終わりました。
西南の役後にその反動で繁盛したとか


戦艦大和の陰にそのはけ口としての装置の必要性を感じました。


当時の世相を感じられる内容です。


このような本は第一級の歴史本です。



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