2010年7月7日水曜日

半身棺桶

モモです

山田風太郎さんのエッセイです
モモ
風太郎さんとは
戦争中の日記を探しておりまして
永井荷風
山田風太郎
海野十三
獅子文六
などを拾い読みしておりました。
風太郎さんのそれは
戦中派不戦日記でありまして
それ以外では人間臨終図巻
しか読んでおりませんでした。


ほとんどの人は
忍術ものをよんでいるのだと思います。


私たちの世代は集まると
しぜんに 靖国神社に行くんですよね
だって
みんな死んでしまっているからね
と、さりげなく書きます
デパ地下なんて
そりゃもう白骨街道経験したひとなら
あれぞまさしく天国ですよ


粋というか、その人しか出ない文字ですね。
風太郎さんのような体験をして
戦後を生きた人はたくさんいたのだと思います。
ほとんどの人はそれを口にださずに
いや、出すことを嫌って
今日を生きていたのだとおもいます。


今がどれほど、幸せかをしみじみ感じさせてくれる一冊です。

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